ジュニアサッカーとは?


第35回君津市少年サッカー大会 於:内みのわ運動公園
第35回君津市少年サッカー大会3年生の部 於:内みのわ運動公園

4年に一度の世界的スポーツの祭典といえば、オリンピック・パラリンピックを思い浮かばれる方が多いかと思いますが、世界的にそれをはるかに上回る視聴者数をたたき台しているのが「FIFAワールドカップサッカー大会」です。

 

日本もこれまでワールドカップに幾度となく参加してきましたが、ワールドカップの本大会に出場できるようになったのは1993年(平成5年)のJリーグ発足以降から(1998年大会初出場)で、これまではアジア予選で力尽きていました。本大会に出場できるようになってからの日本代表(SAMURAI BLUE)や女子日本代表(なでしこJAPAN)の活躍は、多くのメディアを通して保護者の皆さまがご存じの通りです。

 

今現在男女ともに世界を相手に活躍している日本代表ですが、選手一人ひとりがサッカーを始める入口だったのが「ジュニアサッカー」です。

 

この度、サッカーを始めてみたいと検討されている保護者さま向けに参考情報を掲載しました。

楽しいサッカーライフをお子さまとともに歩まれるにあたって「ジュニアサッカー」のことを少しでも知っていただければ幸いです。


1.ジュニアサッカーとは?

「ジュニア」とは小学生年代(未就学児含む)のことです。したがってジュニアサッカーとは小学生年代のサッカーのことを意味します。

その他に中学生以降も以下の通り日本サッカー協会が定める「種別」や「呼び方」が年代によって異なります。

 

一般・大学:第1種
Jリーグ所属チーム、社会人チーム、大学チーム、教員チーム、専門学校チームなど、様々なタイプのチームに分かれます。
  
高校生年代:第2種・ユース
U-18(18歳以下)のチームで構成され、全国高校体育連盟(高体連)所属の高校チームと日本クラブユース連盟所属のクラブユースチームに分かれます。
  
中学生年代:第3種・ジュニアユース
U-15(15歳以下)のチームで構成され、日本中学校体育連盟(中体連)所属の中学校チームと日本クラブユース連盟所属のクラブユースチームに分かれます。
  
小学生年代:第4種・ジュニア
U-12(12歳以下)のチームで構成され、第2種・第3種のように所属が分かれることはありません。

2.全国のジュニアのチーム・選手登録者数は?

2021年にベネッセコーポレーションが実施したアンケート(小学生が一番好きなスポーツ)によれば、サッカーは第2位(第1位:水泳)と子供たちに人気を博しており、そうした人気の受け皿となっている全国のジュニアのチーム・選手数は以下の通りです。

 

日本サッカー協会(2021年データ)

・チーム数:8,257チーム
・選手数 :253,410人 

 

当クラブを創立した1980年(昭和55年)と比較するとそれぞれ3倍近く増加しており、根強いサッカー人気をうかがい知ることができます(1980年のチーム数:2,967チーム/選手数:91,530人)。

 

また千葉県は都道府県別の全世代チーム・選手数が県人口も関係していると思いますが、全国上位のチーム・選手数を誇っています。詳しくは日本サッカー協会のサイトで閲覧することができますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

⏩チーム数>>>こちら

⏩選手数>>>こちら

 

補足

データは日本サッカー協会へのチーム・選手登録件数をカウントしたものです。活動は行っているもののチーム(運営団体)の方針等により、チーム・選手未登録の場合は件数に含まれておりません。ちなみに当クラブでは、チームとクラブ活動を主な活動とするクラブ生(選手)を登録しています。

未登録の場合、サッカー協会が主催する公式戦への出場資格はありません。

3.千葉県のジュニアチームは?

千葉県内には約300ものジュニアチームが存在し、千葉県サッカー協会第4種委員会が定める以下のいづれかれのブロックに所属して活動しています。ちなみに当クラブは佐倉市に拠点を置くため第5ブロックに所属しています。

 

第1ブロック

 市川市・浦安市

第2ブロック

 松戸市・流山市・野田市

第3ブロック

 我孫子市・柏市・白井市・鎌ヶ谷市・印西市・印旛郡(本埜村・印旛村)

第4ブロック

 船橋市・習志野市

第5ブロック

 八千代市・佐倉市・成田市・富里市・四街道市・印旛郡(栄町・酒々井町)

第6ブロック

 東金市・八街市・山武市・茂原市・匝瑳市・旭市・香取市・銚子市・いすみ市・山武郡・長生郡・香取郡・夷隅郡

第7ブロック

 千葉市

第8ブロック

 市原市・袖ヶ浦市・木更津市・君津市・富津市・館山市・鴨川市・南房総市・安房郡

 

千葉県サッカー協会第4種委員会のサイトの中にジュニアチームを紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

⏩チーム紹介サイト>>>こちら 

4.千葉県のジュニアサッカーのレベルは?

千葉県のジュニアサッカーのレベルを測る物差しの一つとして、ジュニアサッカー最高峰の全国大会である「全日本U-12サッカー選手権大会」の大会結果から読み取れます。

同大会は1977年(昭和52年)の第1回大会を皮切りに毎年開催され、当初の名称は「全日本少年サッカー大会」でしたが2018年(平成30年)から現在の名称に変わりました。

 

名称変更してからの千葉県代表チームと大会結果は以下の通りです。

ちなみに代表チームは「全日本U-12サッカー選手権大会千葉県大会」優勝チームです。

 

2023年(第47回大会) 
 ジェフユナイテッド市原・千葉U-12
 👉ベスト8
2022年(第46回大会) 
 柏レイソルU-12
 👉準優勝
2021年(第45回大会) 
 ジェフユナイテッド市原・千葉U-12
 👉ベスト8
2020年(第44回大会) 
 ジェフユナイテッド市原・千葉U-12
 👉準優勝
2019年(第43回大会) 
 柏レイソルU-12
 👉準優勝
2018年(第42回大会) 
 柏レイソルU-12
 👉1次リーグ敗退 

 

また千葉県代表は第1回大会から現在まで以下の大会結果を残しており、数字から見ても全国上位レベルの強豪県の一つと言って過言ではないと思います。

 

優勝  :4回(都道府県別回数:全国5位)
準優勝 :8回(都道府県別回数:全国1位)
ベスト4:8回

5.ジュニアサッカーの試合形式・ルールは?

ジュニアサッカーの試合形式を多くの保護者の皆さまはテレビで見ている11人制のサッカーをイメージされるかもしれませんが(ちなみに11人制はジュニアユースから)、サッカーを始めて間もない子供たちで構成されるジュニアでは、11人制とは異なり「育成」に主眼を置いた形式・ルールを採用しています。

(1)プレーヤー数

日本サッカー協会は8人制を推奨しています。その意図は11人制だとボールに関わる時間が短かったり、選手一人当たりのプレー回数を十分に確保できないこと等があげられます。

 

現在、日本サッカー協会・千葉県サッカー協会第4種委員会主催の公式戦では8人制を採用(前述の全国大会も2011年から8人制を採用)しています。また欧州でも8人前後の人数を採用しています。

 

第1種:11人制

第2種:11人制

第3種:11人制

第4種:8人制推奨

 

ちなみに千葉県内の私的(公式戦以外)に開催される各種大会・招待試合では、U-8(小学2年生)以下はフットサル(5~6人制)が主流ですが、サッカー協会主催の公式戦が始まるU-9(小学3年生)以上から8人制が主流となります。

(2)8人制と11人制のルールの違いは?

8人制では、ピッチの大きさが11人制の半分程度にしたり、いつでも自由に交代できる制度を設けたりする等、子どもたちの成長や発育・発達度合いへの配慮や、より多くの子どもたちが試合に出場できる機会を増やすこと等を念頭にルール化されています。

 

8人制と11人制の主なルールの違いは以下の通りです(2023年1月時点)。

またスポーツキッズ子育て応援メディア「サカママ」で分かりやすく解説しているサイトもありますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

⏩ジュニアサッカーの基本!8人制サッカーを知ろう>>>こちら

 

ちなみに保護者の方がサッカー経験者の場合、ご自身が選手の時から色々とルールが改定されています。詳しい競技規則は日本サッカー協会のサイトから閲覧することができますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

⏩日本サッカー協会競技規則>>>こちら